書籍情報サイト「ダ・ヴィンチ電子ナビ」が主催する「電子書籍アワード2013」で「宇宙兄弟」が大賞に決定した。
昨年アニメ化、実写化まで果たして一躍有名になったコミックだけに納得だが、驚くことはTOP50の中に34作品のコミックがランクインし、上位7作品まではコミックが独占する結果となったことだ。
i-padや Nexus 7等のテブレットの普及や人気コミックやラノベの電子書籍化により、気軽に読めるコミックなどは簡単に持ち運びできる電子書籍に携帯するライフスタイルが定着した結果ともいえる。
なお2位にはアキバ系萌えキャラ層にも大人気の「ジョジョの奇妙な冒険」が、3位には同じく人気の「テルマエ・ロマエ」が、そして4位には「ONE PIECE」、5位には「進撃の巨人」、6位にはGAINAX原作・貞本義行作画「新世紀エヴァンゲリオン」、7位には「闇金ウシジマくん」がランクインしている。
「宇宙兄弟」と言うとアキバ系萌えキャラ層は敬遠してしまう傾向があるかも知れないが、ストーリー性がしっかりしていて、なかなか面白い、食わず嫌いもなんとやら、全てを受け入れるのがアキバカルチャーの粋なところでもある。これを機会に萌えキャラ以外のコミック、ラノベにも一度触れてみては如何だろうか。
なお、大賞を受賞した小山宙哉さんは、「僕はまだ電子書籍になじみが薄いので、みんな電子書籍で読むのか!とちょっと驚きました。でも、電子書籍は簡単に持ち運びできるので、常に購入者の傍らに『宇宙兄弟』があるってことになりますよね。それはとても嬉しいです」とコメントしている。
「電子書籍アワード2013」 ⇒ http://ddnavi.com/award2013/