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2013.03.15

さようなら200系 東横線渋谷駅 ありがとう

この時期になると廃止される車両の鉄道模型や雑誌などの購入目的の鉄道ファンが増える

3月16日は多くの鉄道会社でダイヤ改正となり、この日を境に旧型車両や駅が廃止になる一方新型車両や新駅の営業が始まり、鉄道ファンにとっては寂しくもあり期待感もありある意味特別な一日であろう。

 

秋葉原の鉄道関連の店舗でも別れを惜しむかの様に、この時期になると廃止される車両の鉄道模型や雑誌などの購入目的の鉄道ファンが増え、その時期が近いことを肌で感じさせてくれる。

今回その様な光景を見て、人間についても言えることだが「生前にもっと大切にしてやれば」という思いに駆られ、秋葉原を飛び出しダイヤ改正にて消え行くものを撮影に出向いた。

 

さて今回のメインだが、やはり車両では東北新潟新幹線の200系、駅では東急東横線渋谷駅であろう。

 

まず200系だが1982年6月の東北新幹線開業とともにデビューした丸顔の新幹線で、先に引退した東海道新幹線0系とほぼ同じ形をした緑の新幹線として、昭和57年に東北・上越新幹線が開業以来30年にわたり活躍してきた。

一昨年に東北からは撤退、最近は上越新幹線で運用されてきたが東北新幹線のE5系の増備によりE2系が余剰となり、惜しまれながらもついに今回廃止が決定され、高度経済成長の象徴でもあった「丸顔の新幹線」はついに完全消滅することとなる。

 

次に東急東横線渋谷駅、こちらは3月16日から開始される東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始に伴い15日の終電で廃止される。

駅が地下化されるためだこれにより東横線ホームは地上2階から地下5階に移動となる、ただ今回の移動により地上2階にある銀座線やJR線への乗換えがかなり不便となり、鉄道ファンならずとも惜しむ声は強く、最終日を前にして渋谷駅周辺では多く人がホームや改札などを写真に収めていた。

 

このほか国有鉄道時代から運行されてきた特急車両や電車が各地で現役を退くことが決まっており、ますます昭和の鉄道風景は遠くなって行きそうだ。

 

この時期、消えゆく光景についてふと考えてみては如何だろうか。

 
 

昭和57年に東北・上越新幹線が開業以来30年にわたり活躍してきた200系

200系での乗務員交代東京駅で見れるのもあと少しだ

高度経済成長の象徴でもあった「丸顔の新幹線」はついに完全消滅することとなる

200系の運転席、多くの人が子供時代憧れたであろう

リニューアルされたとは言え、乗車すると懐かしいモータ音が昭和を思い出させてくれた

見慣れた渋谷駅のホーム、初めて東京に出てきた時このホームを見て都会へきたと実感した

渋谷のビルの中を縫う様に走る東横線、昭和らしい光景だ

246号線の上にホームがある、この電車と車の交差する風景もあと少し

2階ホーム改札、この雑踏の光景もあと1日で終わる

終点東横線渋谷駅滑り込む電車、16日からは東京メトロ副都心線の相互直通運転となる

別れを惜しむかの様に多くの人が写真に収めていた

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