9月14日、JR東日本ステーションリテイリングが東京・秋葉原にほど近い万世橋のそばに旧万世橋駅の遺構を生かした商業施設「マーチエキュート神田万世橋」がオープンしました。
旧万世橋駅はご存知のとおり、1912年に開業。1943年に閉鎖されて、その後は交通博物館として鉄道ファン親しまれてきましたが、老朽化で2006年に閉館していました。
「マーチエキュート神田万世橋」ではその遺構を生かした点が特徴で、外観は赤レンガ造りの万世橋高架橋をそのままに、高架下にオシャレな店舗が作られているのが特徴です。
また約70年間、閉鎖されていた旧万世橋駅のホームへ繋がる2つの階段も公開され、階段を上がった旧万世橋駅のホーム部分にはカフェと展望デッキが作られており、ガラス張りのデッキすれすれに中央線の電車が行き交うのは迫力満点です。ここ鉄道ファンなどは喜びそうですね。
「マーチエキュート神田万世橋」には11のショップが出店していて、店舗の入口が並ぶ南側が「サウスコリドー」。神田川に面した北側が「ノースコリドー」となっていていますが、中では全店舗が通路でつながっており、ゆっくりとショッピングを楽しめるといった作りになっています。
「haluta」と「フクモリ」以外は、店舗スペースこそ小さいものの、神田にあるワイン居酒屋や、三軒茶屋のスペシャルティーコーヒーなど、飲食・物販ともに個性的な店が多く出展しています。
また、施設内にはイベントスペースもあり、現在は、「モノづくり」をテーマに、東東京エリアの老舗や若手デザイナーが期間限定ショップなどを出店しています。今後も周辺エリアの町興しに貢献する様なイベントや情報発信を行っていくとのことです。
秋葉原ではオシャレで個性的な大人の店が少なかっただけに、この「マーチエキュート神田万世橋」のオープンが新たな人たちが遊びに来てくれる街になるきっかけになってくれればと思います。