日本最大級のフィギュアイベント『ワンダーフェスティバル2014夏』が7月27日千葉県・幕張メッセにて開催された。人気キャラクターのフィギュアをはじめガレージキット(組立て模型)などがプロやアマチュアを問わず、参加者らが手掛けた力作のフィギュアなどが一同に揃い、来場したファンは撮影したり、買い求めたり熱気にあふれた一日となった。
今回のワンフェスも前回と同じく、ブラウザーゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」関係の作品、次いでラブライブ、アイドルマスターなど美少女系作品が人気を集めていた。企業ブースではグッドスマイルカンパニーやセガ、アニプレックスなどが人気で、先行販売されるレア商品は例年のごとく瞬殺。監修中や発売予定のフィギュアには多くのファンが列をなして撮影の順番待ちをする姿が見受けられた。
ワンフェスは1984年のプレイベントからアマチュアの作品のガレージキットを持ち寄って展示・販売することに主力をおいている。当然いまでもアマチュアディ-ラ-中心だ。そしてそのディ-ラ-の自由な創作を支えてるのが「当日版権システム」だ。
通常版権を取得するにはさまざまな書類の提出や確認など多くの手間が掛かる。また版権ロイヤリティは売上げパーセンテージ以外に契約基本料が数十万から数百万円と、個人ディ-ラ-が行う少量の売上げでは採算が合わない。
しかし、このワンフェスの「当日版権システム」のおかげで、簡単かつ小額の負担で版権を使用することができるのだ。ワンフェスを訪れる時は、運営陣そしてワンフェスの趣旨を理解し当日版権に賛同してくれているライセンサーにもまた目を向けてはいかがだろう。