2008年6月8日 白昼の歩行者天国を悪夢が襲った秋葉原無差別殺傷事件から6年8カ月を経て、最高裁は2日、加藤智大被告(32)側の上告を棄却し死刑判決が確定した。
この事件の影響により、およそ2年半の間、歩行者天国が中止(2011年1月に再開)となり、各所に監視カメラが設置されると共に、警察を始め多くの民間会社でも警備体制を強化するなど秋葉原に大きな爪痕を残した。
事件のきっかけの一つとなったのが、被告が心のよりどころとしていた携帯サイトの電子掲示板に、成りすましによる偽物が現れたことで孤立感を深めていったことや、犯行当日に犯行予告を行っていたことで、インターネットによる影響と絡めて、オタクカルチャーを代表する街である秋葉原が犯行現場になったことが象徴的に取り上げられ、今もインターネット上に反応は大きい。
唐突に人生の終焉を迎えることとなった犠牲者とそのご家族の皆さんに、心より哀悼の意を表します。そして秋葉原が安全で平和な街であり続けることを願いたいと思います。