ファーストオフィス半蔵門 麹町は千代田区平河町一丁目にあるレンタルオフィスです。
平河町と言えば永田町・紀尾井町・麹町に隣接した千代田区の中でもグレードの高いエリアです。
こんな一等地の住所利用が出来るバーチャルオフィスの料金が1,980円(月額税抜き)という設定となっています。
バーチャルオフィスと言えば、振り込め詐欺の温床になっているのではないかとの社会的背景もあり、一方では競争激化により経営難となりオフィスの閉鎖から、顧客(住所利用者)が困窮する事態も顕在化する状況もあるため、こうした低料金のバーチャルオフィスの運営について取材しました。
(以下 運営者:株式会社マチカラ サービスオフィス事業部 担当者のコメント)
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〇バーチャルオフィスのサービス事業者は二種類に大別されます。
本質的には当社の様なサービスオフィス(レンタル・シェア等)事業者がサービス多様化の形態として、住所貸し=バーチャルオフィスを運営しています。(レンタルとバーチャルの兼業事業者と呼びます。)
一方では新形態として、サービスオフィスを保有していない事業者が副業として自らの事務所を利用したバーチャルオフィス専業の運営形態が存在します。(バーチャルの専業事業者と呼びます。)
〇料金が安いのはバーチャルの専業事業者
レンタルとバーチャルの兼業事業者が運営するバーチャルオフィスの料金相場は都内で5,000円程度からが一般的ではないかと思われます。
これに比較してバーチャルの専業事業者の料金設定は安く、5,000円以下が一般的で、昨今では過当競争により1,000円を切る事業者も出てきています。(とても危うさを感じます。)
〇そもそも「住所貸し」に求められる機能とは何か
登記等に利用される「住所貸し」に求められる機能は「信用」にほかなりません。単に住所が銀座や青山と言った人気のある地名であれば一見すると立派ですが、オフィスの実態が無い登記の場合、現代の信用調査では簡単に見破られてしまいます。
バーチャル(=住所貸し)を利用するにあたって「信用」を考慮するのであればオフィスの実態がある、レンタルとバーチャルの兼業事業者を選ぶべきではないでしょうか。
ファーストオフィスではバーチャルオフィスの入会にあたっても信用調査を行っており、入会後にあっても事業内容に違反が見つかった場合は、退会等の厳格な対応を行うことで利用住所の信用を維持しています。
〇ファーストオフィスのバーチャルオフィスが安い理由
レンタルとバーチャルの兼業事業者にあって、バーチャルオフィスの料金設定が高くなる最大の要因は運営に伴うスタッフの人件費が大きく影響しています。
多くの事業者が多数のバーチャルオフィス会員に有料でオフィスの利用(会議室・共有部等)を設定していることから、こうした運営に対応するスタッフの費用が加算されているのです。
当社では実態としてバーチャルオフィスの会員がオフィスを利用する頻度が極めて低いことを見極め、レンタルオフィス会員とバーチャルオフィス会員の利用範囲を設けることで、スタッフの運営費用を抑えることが出来ました。これによりバーチャルの専業事業者と同等の安価な価格設定をすることが実現しました。
〇レンタル会員&バーチャル会員の双方にメリットで経営を安定化
ファーストオフィスの特色として、オフィスの利用はレンタル会員に限定することで、レンタル会員には快適なオフィス環境を維持することが出来ています。一方バーチャル会員にはオフィスの実態がある住所の利用が出来ることで信用力に繋がっています。
スタッフの運営費用を抑えることで低価格な料金設定を実現することでレンタル会員&バーチャル会員に応えると共に、双方の会員からの収益を得ることで安定した経営環境を図っています。
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〇感想
ファーストオフィス半蔵門 麹町は今年オープンしたばかりのレンタルオフィスでありながら既に多くの会員が利用していた。
半蔵門エリアにありながら、レンタルオフィスの利用料金34,800円~(月額税抜き)やバーチャルオフィスの利用料金1,980円(月額税抜き)という低価格が大きいと思われるが、サービスの品質や実直な経営姿勢も反映していると考えられる。
大手のレンタルオフィスの様な、豪華な会議室等の設備、女性受付によるきめ細かなサービスを望む利用者には向かないが、レンタルオフィスとしては上等なビルにシンプルな施設を備え、スタッフも常駐する同社のサービスはシンプル&スタンダードであり、起業する人たちがスタートアップに利用するには最適なオフィスであると感じた。
同社のサイト:ファーストオフィス半蔵門 麹町ホームページ